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依田一義です。住宅や暮らしについて不動産関係の情報を書いていきます。
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三越伊勢丹ホールディングス<3099.T>は7日、傘下の三越伊勢丹が運営する三越千葉店(千葉市)と三越多摩センター店(東京都多摩市)を2017年3月20日で閉鎖すると発表した。

 

収益の改善が見込めない地方・郊外の不採算店を整理し、基幹店に投資を集中することで、国内百貨店事業の収益力を引き上げたい考え。

 

杉江俊彦専務執行役員は会見で、今後の閉鎖店舗の拡大について「可能性はなくはないが、今は検討していない」と述べた。店舗を閉鎖するかどうかについては、赤字・黒字だけでなく、今後の投資の必要性・回収可能性などを勘案して決めていくという。

 

ただ、Eコマースの拡大やライフスタイルの変化などもあり「百貨店は今までと同じ売り場作りでは難しい」とも話しており、地方・郊外店のあり方については、模索を続けることになる。

 

千葉店は1984年に開業。1991年度のピーク時には売上高が約500億円にまで拡大したものの、そごう千葉店など競合店との競争が激化。直近は売上高が126億円にまで落ち込み、5―6年は赤字が膨らんでいた。杉江専務は「千葉店の赤字は、他店とは比較できないほど圧倒的に多い」と説明した。

 

千葉店の周辺には、外商やギフトなどのニーズに対応するための小型サロンを開設する予定。

 

多摩センター店は2000年に開業。2007年度には70億円だった売上高は低下傾向が続き、今後も業績の低迷が続くことが想定されるという。

 

閉店による2017年3月期の連結業績に与える影響は軽微としている。

 

同社は、2016―18年度の3カ年で、基幹3店舗(伊勢丹新宿本店、三越日本橋本店、三越銀座店)に200―250億円を投資する方針を決めるなど、基幹店への集中投資を行っている。

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